何を準備して問い合わせるべきですか?
クローリングの外注を初めて検討する方々が最も迷うポイントは意外にも問い合わせそのものです。"技術が分からないのにどう説明すればいいか"、"何を決めて連絡すればいいか"といった疑問があり、検討が数週間遅れることもあります。
結論から言うと、完璧に準備して問い合わせる必要はありません。 要件は問い合わせ後に一緒に整理するのが一般的であり、そのプロセス自体が導入手続きの一部です。ただし、全体の手順がどのように進むかを知っていれば、各段階が速くなります。この記事は問い合わせから最初のデータを受け取るまでの手順を順番に整理したガイドです。
導入手順7ステップ
1. 問い合わせ
収集したいデータが何か、どこに使うかを教えていただく段階です。"競合他社の価格をモニタリングしたい"といった程度の文で十分です。対象サイトや項目が決まっていなくても構いません。
2. 要件定義
問い合わせ内容をもとに、収集対象サイト、収集項目(フィールド)、収集規模と周期、納品形式を具体化します。目的を教えていただければ、私たちが "その目的ならこのサイトのこの項目が必要だ" と逆に提案することもあります。
3. 収集可能性検討
定義された対象サイトを実際に確認する段階です。ブロックの強度、ログインの必要性、欲しい項目が画面に存在するかをチェックし、収集可能性と難易度を判断します。ここで "この項目はこのサイトにない" とか "このチャンネルは他のソースの方が良い" といった調整が行われます。
4. 見積もり
検討結果をもとに見積もりを提供します。見積もりは無料で、個別課金と定期購読のどちらが適しているかもこの段階で一緒に案内します。費用構造について知りたい場合は、見積もり記事とTCO比較記事を先に読んでおくと会話が早くなります。
5. 契約
料金体制・期間・納品条件を確定します。確認しておくべき点は3つあります — サイト追加時に費用が再発生するか、保守が含まれているか、途中調整・解約が可能か。
6. オンボーディング(初期設定・検収)
クローラーを設定して初めての収集結果をサンプルで検収する段階です。フィールドが意図通りに取得されているか、値の形式が適切かを一緒に確認し、調整します。この検収を丁寧に行うほど、後の運用がスムーズになります。
7. 定期納品・運用
確定した周期でデータが届き始めます。クローラーの運用・保守・モニタリングは私たちが担当し、サイトが変わって収集が乱れると私たち側で先に検知して対応します。
問い合わせ前に整理しておくと良いもの
必須ではありませんが、以下が整理されていると要件定義(2ステップ)が大幅に短縮されます。
- 目的: このデータでどんな判断をしたいか(最も重要です)
- 対象サイト: 候補URL数個(確定でなくても可)
- 収集項目: 必要な情報(例: 商品名・価格・レビュー本文・評価)
- 規模と周期: おおよそのキーワード・商品数、毎日/週間など
- 納品形式: エクセル・メール・API・DB連携・ダッシュボードの中で好み
- 今後の計画: サイト・項目を増やす可能性
全て空でも問い合わせは可能です。ただし、最初の行(目的)だけは明確なほど良いです。目的が明確ならば、残りは私たちが埋めることができます。
収集可能性検討で何を見るか
3ステップが導入手順の品質を左右する区間であるため、少し詳しく説明します。この段階で確認するのは3つです。
- アクセス可能性 — 対象サイトのブロックの強度とログインの障壁。ブロックが強いサイトは対応インフラが必要で、難易度と費用に反映されます。
- 項目の存在有無 — 欲しい情報が実際に画面にあるか。ない項目はどんな技術でも収集できないので、この段階で代替ソースを見つけたり項目を調整します。
- 構造の安定性 — ページ構造が収集にどれだけ堅牢か。改変が頻繁なサイトは保守負担が大きく、課金方式の選択(定期購読の有無)に影響を与えます。
この検討を省略して契約から行う企業であれば注意が必要です。収集ができないことを契約後に知ると時間と費用の両方が損失となるためです。
運用が始まった後: 追加リクエストはどうなりますか
個別課金の場合、運用中にサイト・項目の追加は新たな発注です — 見積もりリクエストと承認、開発費用が再発生します。
定期購読ではこのプロセスが 1回のリクエスト に短縮されます。追加開発が月額料金に含まれているため、「このサイトも追加してください」とお知らせいただければ別途見積もりなしで反映されます。導入手順の1~5ステップを再び踏まないという意味であり、データが必要なタイミングと収集開始タイミングの間隔が短くなります。
よくある質問
Q. 技術を全く知らなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。必要なのは "どのデータで何をしたいか" のみです。サイト構造や収集技術は私たちが判断する領域です。
Q. 導入までどれくらいかかりますか?
要件がどれだけ明確かによります。対象と項目が決まっていれば検討と見積もりが早くなり、要件定義から一緒に始めるとそれだけ前段階が長くなります。問い合わせ時点でスケジュール要件をお知らせいただければ、それに合わせて案内いたします。
Q. データを先に見て決定できますか?
オンボーディング段階で初回収集結果をサンプルで検収しながらフィールドと形式を一緒に調整します。契約前には収集可能性検討結果をもとにどの項目がどの形式で出てくるか案内いたします。
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目的一行で始められます。残りのステップは私たちが一緒に整理して提供します。




